2021年7月25日(日) 16:30 - 18:00
神田小川町の看板建築「優美堂」と「顔のYシャツ」。
この地域に根ざしたアートプロジェクトを中村政人がその制作動機や具体的な計画などその想いを語る。トーク終了後、リアル参加者には、中村特製ダッチオーブン料理が提供される。
【優美堂再生プロジェクト背景】
東京都心部は、大型の再開発が続き高層、高密度、高地価化しパンデミック化しやすい都市構造がエスカレートして来ている。
今回のプロジェクトを展開する「優美堂」のある神田地域は、大手町から大波が押し寄せるように再開発が進んできているエリアである。個人商店は存続しえなく,法人の街・企業の経済成長のための街と化している。
本プロジェクトは、その経済・人間中心主義的価値から脱却しポスト資本主義、脱成長を問い、市民の創造性が都市の創造性とシンクロし共感を生み出す「創造的な場」を構築する事を目的とする。具体的には、千代田区の文化遺産とも言われる看板建築の代表格である「優美堂」を、地域の「創造的な場」として再生する。「優美堂」の建築に宿る歴史や記憶、大量の額など、破棄されていた有形無形の価値を市民活動として再生するクリエイティブプロセスを大切にし、廃墟化している建築の改修、事業計画と運営、展覧会企画制作等を市民と共に創り出していく。