優美堂とは

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いまから80年ほど前、額職人のアトリエ兼店舗として、海外からインテリアに欠かせないタブロー(額)をいち早く取り入れ、日本に広くその象徴文化を紹介したのが『優美堂』です。戦後、都市化が進んだ東京の真ん中・千代田区神保町の地に額縁専門店として開業し、絵画や写真といったメディアとともにアートや生活様式を広く知らしめながら、人々の生活を豊かにする役割を担っていました。

昔の優美堂
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本プロジェクトは、千代田区の文化遺産とも言われる看板建築の代表格である「優美堂」を、地域の「創造的な場」として再編集するものです。「優美堂」の建築に宿る歴史や記憶、大量の額など、破棄されていた有形無形の価値を市民活動として再生するプロジェクトです。クリエイティブプロセスを大切にし、廃墟化している建築の改修、事業計画と運営、展覧会企画制作等を市民と共に創り出していく活動を主軸としています。

優美堂 外観
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優美堂は戦後から、その経済・人間中心主義的価値から脱却しポスト資本主義、脱成長を問い、市民の創造性が都市の創造性とシンクロし共感を生み出す「創造的な場」を構築する事を目的として神保町の町を見守ってきました。貨幣経済はほんの400年前にはじまったものです。手から手へ、人から人へつないで渡される贈与経済の社会実験でもあります。しごとや年齢、バックグラウンドも異なる人々が集い、多様な関係性を生み出しています。

昔の優美堂

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